デジタルカメラの技術革新
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デジカメの普及には・・・
画素数の多さが必ずしも画質の良さと比例していないことは、今までのことでおわかり頂けたでしょうか?
3,4年前から販売メーカーが高画素を高画質とすりかえて販売促進に利用したのは疑問を覚えますが、一番わかりやすく、短期間でデジカメを爆発的に普及させた
事実を思うと決して悪いことではないとも思います。
ただ今のデジカメが昔のデジカメと違って、全てが劣るということではありません。日々、技術進歩を繰り返しているので勝っていることは、たくさんあります。
デジタルカメラの技術革新
僕は、デジタルカメラの性能で重要になるものは、CCD・レンズ・エンジンの3つだと考えています。古今のデジカメを比較して技術の進歩があきらかである所があるとするとエンジンです。
エンジンとは、CCDで得たデジタル情報をまとめて再構築する部門でパソコンでいえばCPUにあたります。
僕はこのエンジンが変わることで良くなったことが2点あると考えており、その1点をスピードだと思っています。数年前を思い出してください。
動いている被写体を撮って確認したら写っていなかった。被写体を見つけて起動をしていたら被写体がいなくなってしまった。オートフォーカス(AF)の精度が悪くて
半押しをしなくてはいけない・・・等々。どなたも覚えはあると思います。
人間の順応性はすごくて、色が少しくらい変でも慣れればこんなものだろうと思い、外見が大きい、小さくても慣れればしっくりするものです。
ただスピードだけは、ストレスを感じてしまうものです。せっかくのシャッターチャンス、しかも一生行かないような所で逃したら悔やんでも悔やみきれないですよね。
今のデジカメは、この点は本当にすごくてこのスピードの速さは、一眼レフとそんなにかわらないのではないか?と思うくらいです。
感度とは?
エンジンの進化でもう1点大きく変わったことは、感度を上げることによってできるノイズの減少です。フィルムでISO200・400・・・というような表記が
あったのを覚えているでしょうか?このフイルムを仕様すると高い感度を使用でき効果としてシャッタースピードを1段速くするか絞りを1段絞っても通常の時と同じ
露出でとれるようになりました。
デジカメも同じで簡単に言えばISO感度をあげることによってシャッタースピードをあげるのと同じことになる。感度を上げると何が良いかと言うと一つは、
手ブレ、被写体ブレがなくなるということである。これは、シャッタースピードが早くなるのでぶれる前に撮れるということになります。 もう一つが夜景です。
光量を十分に得ることができるのでフラッシュがなくても撮る事ができ近くは明るいが遠くは暗いと言う事もなくなる。光量を確保するために長時間シャッターを空けとくことにより起こった激しい手ブレも無くなる。
では、なぜ始から普及しなかったのか?それは、高感度にすると光も得られるがそれと一緒に余計な情報(ノイズ)も得てしまう。ISO200はおろか、400にすると白いぶつぶつが広がり、
ざらつきが目立ち見れたものではなくなる。数年前から高感度は、注目され始めたが初期は、かなりひどいものであった。
高感度は、富士フィルムが圧倒的にノイズが少ないデジカメを世に出してから各メーカーがしのぎを削り、今では、どこのメーカーでも比較的実用化できるレベルにはあると思います。
総評
紹介した2点でもわかるようにエンジンの進歩は著しく、この進歩よりも高画素ばかりを表に出す、メーカーの方針も疑問を持つ。
しかし高画素に頼るのは高画素の方がきれいとの誤った情報を持っている販売員、今まで書いた事すら理解していない販売員があまりに多い事によって招いた事であり、
恥ずかしい限りである。 今までうんちくを書いてきたが僕が何のデジカメを持っているかと気になる方もいらっしゃると思うので恥ずかしながら書かせてもらいます。
メイン機種としてキャノン IXY DIGITAL 400 サブとして(ほとんど暗い時や夜景専用)富士フイルム FinePix F31fd 風景等本格的に残す時に使うニコン
一眼レフD70(レンズは、複数もっているため書きません) FinePix F31fdが調子が悪いので
FUJIFILM FinePixF200 EXR
を購入しようか迷っています。(2009/0729 FinePix F31fdが壊れたためFinePix F200EXRを購入しました)ただIXY DIGITAL 400は、壊れていくら修理代をかけても使い続けようと思います。
100%ありえないと思うけど富士かキャノンが今の優秀なエンジンをつけて同じような仕様で出してくれたら購入を考えますけどね。
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