別名 出世城 曳馬城 遺構 石垣、曲輪 城の種別 梯郭式平山城 所在地 静岡県浜松市中区 浜松市トップページ
14世紀に今川貞相が築城したのが始まりと言われる。その後、今川氏の配下である飯尾氏が支配した。 桶狭間の戦い後しばらくして徳川家康がこの地を攻略して支配下に置き、家康は、岡崎城から浜松城へ本拠を移す。 たびたび家康は、浜松城を改修するが天正14年(1586年)に駿府に本拠を移す(在城17年)。 秀吉時代には、三中老の一人である堀尾氏が支配をし、江戸時代には、様々な譜代大名が支配をした。この城を与えられた譜代大名は、老中等に出世することから「出世城」といわれる。 ちなみに実際の浜松城は、天守が存在しておらず二重櫓を天守の代用としていたようでえある。
浜松城は、徳川家康が大大名になる17年もの間本拠としたところである。家康が天下を取るまでに本拠とした城は、神聖化される。それと共に京都と江戸の中間あたりに位置したことで、 要所であったことが予想されそこを任せられる譜代大名が出世するのは、うなずける事である。 現在は、遺構がほとんど残っていないが数少ない遺構である石垣は、野面積みの代表の一つとして有名である。周囲は、公園となっており、若き家康の像等があり興味深い。 若き家康が信長、秀吉との関わりで成長していく過程を見てきた地域であり、家康としては一番重要な城であったと思う。