近衛龍春
近衛龍春は、埼玉県出身の歴史小説家である。
代表作に直江山城守兼続 前田慶次郎等。まだまだ若い作家で続々と歴史上の偉人を焦点とした小説を出し続けている。
1964年生まれ。
本の紹介
前田慶次郎利益が織田信長によって荒子城をを追われてからを描いた小説である。
隆慶一郎の「一夢庵風流記」は、主に京都での浪人生活後を描いているがこの本は、隆が描いていなかった、前田利家に仕えるまでの浪人時代、利家に仕えている間の時代を丹念に描いた小説である。
前田慶次郎のかぶき者ではない一面、武将としての土台がよくわかる小説である。隆慶一郎の「一夢庵風流記」の前に読むと一連の流れのように感じられとても面白い。